乙女ゲームの死神と少女について。
※ネタバレ含みます。
死神と少女をクリアした方で意味が分かった方、教えて下さい。
フルコンプして『あとがき』まで読みましたが意味が分かりません。
七葵先輩=読み手(プレイヤー???)
なぜ最後の最後で、自分は桐島の人間じゃないなんて言い出すんですか?
最後にそれを言うことによって何か解釈が変わるのでしょうか?
あと、読み手だけど紗夜と交流があったし、紗夜のことが好きだった?
意味が全然分かりません。
先輩も物語の一部だと思うのですが、でも『読み手』。
???です。
意味が分からなすぎて、うまく質問すら出来なくて、すみませんが、分かった方いたら教えて下さい。
m(__)m
私の勝手な解釈になりますが。
桐島七葵だけが、なぜ『目に見えないものが見えていたのか』
それは、桐島七葵が『死神と少女』の中にいる存在ではなく「外」にあった存在だから。
元々『死神と少女』の世界にいたわけではなく、第二章の狩人(これは、ルイスではなく狩人Cでしたよね)のように、世界を飛び越えて『死神と少女』の世界にやってきたのではないか。
七葵自身、桐島の家に引き取られるまでの記憶も曖昧なようですし。
元来、物語の読み手は登場人物が知り得ないことも「読む」ことができます。
だから、七葵も記憶のカタマリを見ることで、読み手と同じ立場にいたわけです。
最後にそれを明らかにしたのは、七葵だけが「死神」に囚われている(紗夜や蒼)わけではないのに、「見る」ことができた理由付けなのかな?と思っています。
七葵も「物語の一部」ではないのか?
こちらは、読み手でもあり、一部でもあると言えます。
本には「読者参加型」ともいえるような読み手にも何らかの役割を与える手法があります。
その場合、七葵は物語の一部であり、読み手でもあるということになるかと。
だから、物語の一部であることを選んだ時(七葵ルート)に、千代や記憶のカタマリが見えなくなったということになりますよね。
ルート以外は、七葵ではなく紗夜が千代を見れなくなっていたことの説明にもなります。
そして、読み手であるという役割から、黒の章・蒼の章では色々と動くことになったと推察します。
(特に、エンディング前で活躍しますよね)
という解釈を勝手にしています。
あくまで一個人の解釈ですが、ご参考まで。
もし、求めている答えと違っていたらごめんなさい。
1冊の本があるとします。
その物語は主人公とそのライバルの物語で、
主人公とライバルの視点を、交互に繰り返しながら話が進むと思って下さい。
主人公とライバル、交互に描かれることにより、「読み手」はどちらの気持ちも状況も理解できるようになりますよね。
でも、本の中の主人公とライバルは、
それぞれに、自分たちが体験したものしか知りえない。
ここで「死神と少女」に、それを当てはめると
紗夜たち物語の登場人物は、「自分たちの見てきたもの」しか分からない。
桐島先輩は「読み手」でもあり、1章で言っていた「記憶」に触れられるから、
紗夜たちよりは、細かい事情を知っている上で、物語に関わっていたかも知れない。
もし、そうだったとするとそれぞれの物語で、彼は何を思っていたんだろう
・・・・とか、いろいろ考えられます。
他にも
2章の終盤、海に入って行ったルイスには何事もなかったけれど
あの世界にいないはずの先輩が介入したからああなったのかも知れない。
・・・じゃあ、先輩がいなかったらどうなっていたんだろう?
・・・こんな感じに、全ての章でいろいろな新しい想像(解釈)ができるようになります。
紗夜たちと交流があったこと、物語の一部なのに「読み手」
これは、疑問のままでいいのだと思います。
その疑問を残してプレイヤーを驚かせることが
あとがきの一番の目的でしょうから。
そこからいろいろ想像して楽しんで下さい。というのが
「死神と少女」なんだと思います。
・・・偉そうにこうして書いていますが
私も「分かった」といえるほど、この物語を理解できていません・・・。
でも、それがこの作品の面白いところなのだと思っています。
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