エドヴァルド・ムンクさんの・・・
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作品の魅力を、
教えてください♪
彼の絵は北欧的で幽霊的なのです。
エドヴァルド・ムンクはあらゆる場所で恐怖を感じてたと思います。雑踏を歩きながら。海辺を見つめながら。水辺に立つ少女を見ても。ダンスする人を見ても。死の予感がして、、死神が近づいてくる音に聴こえたにちがいありません。
空も雲も森も空気まで自分を追い詰める死神に感じてたでしょう。沈む夕日さえ墓標に見えるのです。死ノイローゼだからです。
http://www.photosmarval.org/images/peintres_gr/expressionnisme/edva...
http://www.norway.or.jp/FileCache/Global/SiteFolders/webtok/image_p...
5歳の時母が亡くなり姉は15で亡くなって自分も病弱でいつ死んでもおかしくない。初期の作品は結核恐怖症時代の作品っていわれてるでしょう。
彼の絵のあらゆる場所に死神がひそんでるでしょう。赤、黄、紫が濁流のようにうずまく空気は実に病的で、熱にうなされた彼の血管かもしれない。
恋人に寄り添って森の中に消えてゆくがそれは恋人でなく死神であった。まだ初々しい金髪の少女の行く手に座りこむ死神。
うるわしい少女が3人立っているけれど暗く陰鬱な大木が覆いかぶさってて、それは樹なのか死神なのかわからない。http://www.students.sbc.edu/feiss06/Senior%20Seminar%20Images/edvar...
http://storage.kanshin.com/free/img_49/498742/k2073975841.jpg 裸体の少女の後ろにあらわれるお化けのような影は何なのか。
北欧って陰鬱でムンクの絵の世界だと言う人がいます。日本だってオホーツク海の海は暗くて怖い。北欧の海はもっと怖いでしょう。海辺を見つめながら感じる恐怖。三角関係におちいりながら感じる恐怖。http://www.rolandcollection.com/lib/img/data/14-506.gif
だけど晩年のムンクの作品の中には死神を感じさせない作品もあります。彼の作品に怖さと神秘性と両方があります。
恋人たちを描かすと非常に上手い人と思います。
「妹もわれも一つなれかも三河なる二見の道ゆ分かれかねつる」高市黒人。 万葉集のこの歌そっくりです。
恋人と一体になってこのまま溶けてしまいたい、、ムンクは願ってたかもしれませんね。
http://evaluna08.files.wordpress.com/2008/07/edvard-munch_kiss1.jpg
http://www.artnet.com/Magazine/news/ripley/Images/ripley11-14-3.jpg
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